令和7年7月17日~18日、福島県郡山市において令和7年度東北ブロック老人クラブリーダー研修会が開催されました。
この東北ブロック老人クラブリーダー研修会は、活力ある高齢社会づくりに向け、老人クラブリーダーのさらなる資質向上を図ることを目的として開催されています。仙台市からは総勢23名が出席いたしました。
1日目は、福島県立医科大学医学部疫学講座 主任教授の大平哲也先生による講演「笑いと健康~心と身体を癒す笑いの力~」と題し、介護予防や認知症予防に対して笑いが与える影響をわかりやすくお話ししていただきました。笑いヨガの体験もあり、まさに笑いあふれる講演会でした。
後半には全国老人クラブ連合会の河野敦子氏の基調報告があり、老人クラブ活動と組織の状況、また今後の活動に向けた全国的な取り組みをお聞かせいただきました。
1日目夜の懇親会では、太鼓パフォーマンスには仙老連の久道会長、野田副会長も含めて大勢の方が飛び入り参加し、会場が大いに盛り上がりました。東北ブロックの参加者の皆様との交流を深める場となりました。
2日目は活動事例発表として、仙台市老人クラブ連合会の野田幸代副会長が、宮城野区榴岡明寿会の活動をお話しされました。榴岡公園を通して市民センターや小学校とともに活動されている榴岡明寿会の様子を発表され、歴史ある榴岡公園を地域で守っている様子がうかがえました。
2日間の最後のグループ討議では、各県・市町村の参加者がバラバラの組合せでグループになり「持続可能な老人クラブづくりについて考えよう」というテーマで、出された課題について話し合いを行いました。
1.各地のクラブ解散の状況とその対策、2.持続可能な老人クラブ組織にするための取り組みについて、それぞれのテーブルで活発な意見交換がされ、提出された報告書には充実した話し合いの結果が記録されていました。
東北ブロックの各地で活動される皆様ですが、短時間の話し合いの中で同じテーブルの方たちとの交流が広がっている様子でした。