寺岡寿会

日 時 令和7年9月6日(土)13:00~15:00 

 

場 所 寺岡老人憩の家

 

訪問者 曽根事務局長 五十嵐活動推進員

 

● 第3回目は、泉区の寺岡寿会を訪問させていただきました。この日は、月一回の「人生おもしろ遊び」の活動を見学させていただき、小松会長と意見交換、情報交換をさせていただきました。その内容は以下の通りです。

 

 事務局長:いろいろお話を伺えればと思います。基本的には実態調査票を元に現状を伺いたいと思っています。まず、会報を年2回発行していますが、内容についてお話ください。

 

小松会長:ここの近くにとんがりタワーというのがあって、そこから名前を取り、とんがりタワー通信というのを発行しています。23のサークルが、どのような活動をしているのか、会員の一人ずつにまわるように発行しています。

 

事務局長:会員からの評価が高い行事等に、「寺岡市民センター主催」寺岡、紫山市民まつりに参加しているようですが、どうですか。

 

小松会長:中には参加したくないという人もいるので、日ごろの成果の発表の場であり、皆さんからも期待されているのだから、出てみなさいと背中を押しています。主にフラワーアレンジメント等の作品展示、歌の発表にも参加してもらっています。

 

事務局長:健康マージャンの活動について、教えてください。

 

小松会長:健康マージャンは世話人も含め、42名で活動しています。ここの憩の家では、限られているため、毎週木曜日の午前、午後と別れて活動してもらっています。ここの現状のスペースでは、活動が難しくなってきているのも検討課題です。

 

事務局長:会員増強策に取り組んでいただいていますが、工夫している点等をお話しください。

 

小松会長:今年の4月から、会員が7名増え、現在151名になりました。会員募集のチラシを作成し、市民センターのパネルコーナーに掲示してもらい、町内会の入口掲示板にも掲載してもらっています。町内会の配布物と一緒に、表面をチラシ、裏面にはとんがりタワー通信を印刷し、町民宅にお届けしてもらっています。入会のきっかけは、チラシをご覧になった方が、活動に一緒に参加してもらい加入に繋がっています。地道な積み重ねが大切だと感じています。

 

事務局長:新たに実施した行事にスマイル麻雀とありますが、どのような活動ですか。

 

小松会長:新規入会者を受け入れるため、世話人が講師になって、初心者向けのスマイル麻雀を土曜日の午後月2回開催しています。講師はボランティアでご協力いただいております。

 

事務局長:それ以外で特色のある活動を教えてください。

 

小松会長:その他に、昨年は、秋の一泊旅行、春の日帰り旅行を実施しました。町内会の盆踊りにも参加してもらっています。(急な、参加依頼だったそうですが、皆さん浴衣姿で参加されていました)

 

事務局長:会員を他の地域から受け入れ可とされていますが、現状どうですか。

 

小松会長:特異性のあるサークル活動に参加してもらっています。例えば、囲碁、マージャン、フラワーアレンジメントのサークルに加入する人が多いです。

 

事務局長:60代の会員が12名いて、副会長も5名体制で会を運営していますが組織運営について、お話ください。

 

小松会長:11班に分けて、その中から代表者を決め、月1回の役員会に出席してもらっています。もしもの時のことを考え、皆が分かるように文字に残しておいて、覚書を見てもらいました。クラブの人数が多いので、リーダーに責任をもってもらえるように気を使っています。また、新しいサークルを立ち上げる時には、役員会で諮り、いろいろな条件をクリア後に、立ち上げに至っています。

 

事 務 局:リーダーを任せる際の人選はどのような基準で、選んでいるのですか。

 

小松会長:サークルを立ち上げる時にどれだけ熱心に関わっているかで判断しています。

 

事務局長:ご苦労されている点をお話ください。

 

小松会長:基本的に、サークルの責任者の方には、自分で頑張っていただいていますが、意見調整をしてもらうこともあります。なるべく立ち入らないようにしていますが、どうしてもという時だけに間に入るようにしています。その他に、ここの憩の家は、35名ぐらいでいっぱいになってしまうので、広くしたいと考えていますが、土壌調査では、岩盤があるため難しいようです。

 

小松会長:町内会役員、社協等の立場を経て、会長になっていますが、この立場を理解してもらうのは、なかなか難しいと感じています。

 

● 会員の皆様が活動している脇で小松会長にお話を伺いましたが、とにかく会員の皆様の笑い声が絶えず、心から活動を楽しんでいらっしゃる様子でした。(これでも、訪問者がいるので、普段より静かなんですとのこと!)

実態調査票を提出いただいた時点で会員数が144名の大所帯。昨年度は会員が20名純増し、表彰を受けたクラブです。今年度もすでに7名増えているとのことでした。PRは勧誘が中心ではなく、充実したサークル活動(サークルの数は23です。)をメインに、チラシ(写真参照)等によるPRが成果をあげているとのことでした。

  23のサークルのほか、11の班を設け、それぞれに代表者を置き、役割分担を図っているとのことで、それぞれの意見調整等にはなるべく立ち入らない方針で、この方針が、逆に後継者の育成につながっているのではないかと感じました。

  とにもかくにも、当日活動されていた会員の皆様が、心の底から楽しんでいる姿

 が本当に印象的でした。

寺岡寿会の会員募集のチラシです。
寺岡寿会の会員募集のチラシです。